寒くなるとどうしても、温かな人肌が恋しくなるもの。それはいい歳をした男だって、そうなのかもしれませんね。市川劇版社 がお届けする「寒椿の恋路/春の霙」は、昭和の雰囲気を色濃く残した日本を舞台に五十路の親父同士が繰り広げる純愛の物語。いくつになっても人を愛する気持ちは美しく、そして温かく…お互いを大切に想う気持ちや求める熱が伝わってくるような親父2人にこちらの心までポッと温かくなるような一作です。【作品形式：漫画】

それは寒椿が似合うような、寒い日。しかし２人の心は…

 

 

とある理由で田舎へと戻ってきた梶原。生島はそんな梶原の家にお邪魔していました。ふたりは50を過ぎたいい親父です。その日は雪の降る寒い日…少しなまりの入った口調で何気ない会話をしながら、ふたりは庭の寒椿を見ます。しんしんと降り注ぐ雪…そしてそれは真っ赤な寒椿の花びらに降り積もって。そんな何気ない光景を見ながら、ふたりは何か少しぎこちない雰囲気を醸し出しながら語り合うのでした。そしてふいに梶原の切り出した話は、前立腺マッサージの話！実は梶原、妻に先立たれて勃起不全になった生島にこのマッサージを施してやった事があったのでしたが照れ隠しなのか生島は先に男同士でいやらしい事をするのを教えたのは梶原だと馴れ初めの話に。

 

 

そして回想シーン、これは生島の回想なのか梶原の回想なのか、はたまたふたりの脳内に同時に浮かび上がったものなのか。まだ若く性に貪欲だったあの日、ふたりは薄暗い部屋の中でお互いのセンズリを見ながら共に果てる…という秘密の逢瀬を行っていたのです。そしてそんな情景が頭に浮かべば…ふたりはまぐわうのは当然の流れ…ですね♡

 

 

 

さて、そんな本作「寒椿の恋路/春の霙」の個人的な感想ですが、ただ親父がまぐわっているだけではなくお互いを大切に思う気持ちや大胆なようで不器用な心の触れ合いが雪の降る寒い日の情景に溶け込んでおり、なんだかほっとする作品だと感じています。日本ならではの風情に上品な恋のやりとり…BLの真髄はこういった繊細な心のやり取りだと勝手に思っているのですが、それが見事に描き出されている作品ではないでしょうか？ちなみに本作にはもう一本短編が収録されており、そちらも心温まる一作♡男たちの繊細な恋の模様、日本の情緒溢れる光景と共にじっくりお楽しみ下さいね♪

 

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タイトル	寒椿の恋路/春の霙
ブランド	市川劇版社
価格（税込）	648円
発売日	2015年11月24日

筋肉ムチムチ好きの乙女の皆様、お待たせ致しました！筋肉おっさんモノが人気の とりあえず生 の新作がついに登場ですよ！ とりあえず生 がお届けする「愛しのヘビー級」は、落ち目のプロレスラーと幼馴染との淡い恋愛成就を描いたラブラブ漫画。スレた要素は一切なく、最後まで安心してラブラブなおっさん達のエッチを楽しめる一作です♡