或角(アルカド)は吸血鬼になってからも、夜はよく眠っていました。それはコウモリに呆れられるほどの呑気ぶりでした。それでも身体は血を必要とするので、或角はコウモリと一緒に若い女性の生き血を求めて街に出向きます。或角はコウモリの主を葬った男だというのに、コウモリは或角の世話を焼きます。でも葬ったというコウモリの主については、彼は多くを語ろうとしませんでした。A wie Antonがお送りします「夜へ放つ2」、コウモリ×吸血鬼第二弾です。【作品形式：漫画】

主を消滅させた男と行動を共にする謎の男・コウモリ

吸血鬼に噛まれたことによって吸血鬼になってしまった男、或角はコウモリと共にいました。コウモリの主を葬ってしまったようなのに、コウモリは或角の面倒を見ています。或角は自分はよく覚えていないけれども、コウモリの主を亡き者にしてしまったことに対して申し訳なさを感じています。コウモリは或角に対して責任を取れと言ったものの、彼を責めるでもなく、多くを語ることもありませんでした。





夜に良く寝ていても、或角は吸血鬼となったのですから身体は血を欲します。或角はコウモリと共に若い女性の血を求めて街にやってきていました。多少手慣れた様子で血を頂くようになった或角を見て、コウモリは彼が吸血鬼らしくなったと言います。褒めているようないないような、コウモリはよく分からない男でした。実際、或角から見てコウモリは何を考えているのかがわかりません。でもコウモリもまた、どうしていいのかがわからないようでした。「夜へ放つ2」、今作はコウモリ×吸血鬼中編の位置づけとなっています。

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真面目なサラリーマンが大事な人を守る為に、身体を投げ出さざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。アンノウンがお送りします「地下庭園」、母が入院している病院の医師の策略によって、性奴に落されてしまった正輝。医者によって母を人質に取られてしまったようなもので、彼に逃げ出すという選択肢を選ぶ術はありません。口で客のモノを咥え、腰を振る正輝。落ちるところまで落ちてしまった彼の眼に、正気の光はほとんど残っていませんでした。