あまり売れていない作家業を営んでいた矢白は、ある日縁側から庭に出ようとして足をくじいてしまいます。その治療をする為に、桃源治療院を訪れます。そこで矢白の治療をしてくれたのは、モデルのように彫りの深く端正な顔立ちをした、長身の男性でした。足の怪我で日常生活もままならない矢白の為に、彼、桃源治療師は生活を共にすることになります。彼と同居してからというもの、矢白の不健康的だった生活は一変します。満ち足りた生活でしたが、矢白は桃源を見ているだけでは足りなくなり、そっと彼に触れるという勇気を出しました。アカプルコの月企画がお送りします「45 / 織末彬義」、器用なエステティシャン×不器用な作家の甘めラブストーリーです。【作品形式:ノベル】
人との触れ合いも仕事も減る一方の45歳作家。そのすべてを変える出会いが!
物書きを生業としている矢白は、何とか食べていける分の仕事をこなして日々を過ごしていました。かつては仕事の出来る先輩の新見に目をかけて貰い、デビューを果たし、仕事も多くありました。でももうそれは昔のこと。愛人関係にあった新見の足は、いつしか矢白の元から遠のき、仕事の方も減る一方でした。でも順調に出世していった新見に手掛けて貰った作家、という肩書きのおかげでまだ細々と仕事にありついているような状態だったのです。しかしついていない時はついていないもので、矢白は縁側から庭に出ようとして足を捻ってしまいます。しばらく外出らしい外出もしていなかった矢白は病院の位置すらもわかりませんでした。それでも何とか痛む足を引き摺る様にして辿り着いた「桃原治療院」。彼はそこで運命の相手と巡り会います。
予約もなしに飛び込んだ矢白を、桃源治療院の治療師である桃源は快く迎え入れました。彼の腕は確かで、矢白は満足のいく治療を受けることが出来ました。治療後、歩くこともままならない矢白を家まで送った桃源は矢白に興味を抱き、日常生活を含めた根本治療をする為に同居をすることになりました。久しく人と触れ合うことのなかった矢白の生活は、桃源の手によって劇的に変化します。そして2人は、より深く触れ合う仲へと発展していきました。「45 / 織末彬義」、不遇だった作家が1人のエステティシャンのおかげで健康的な生活、愛し合う相手、順調な仕事すべてを手に入れます。
タイトル | 45 / 織末彬義 |
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ブランド | アカプルコの月企画 |
価格(税込) | 864円 |
発売日 | 2016年03月04日 |
白椿のように儚げな魅力をたたえる青年・白井と関係を持ってしまった編集者の志田。そしてそれは、秘書を勤めるその青年と、作家・関口との不純交遊を知ってしまう原因ともなりました。白井の肌の暖かさを忘れられなかった志田は、さらに関口の小説を白井が代筆している事実を知ってしまいます。その事実を白井青年に突きつける志田。重い実がお届けする「そのあと」。雨で濡れた白椿のように、しっとりと艶っぽい表情を見せる白井青年と志田の18Pにもわたる濃密なエロスをお楽しみ下さい。