前編で、ついに張りつめた糸を切らしてしまった冬馬。大学生から酒を強要されて酔いつぶれてしまった冬馬を拾ったのは、冬樹の学校の先輩である桐島政春でした。桐島は、冬馬が冬樹に釣り合うように無理をして振る舞っているコトを見抜いてしまいます。冬馬の心にしみ込む政春の言葉。そして冬馬は桐島の手をとってしまいます。toshikiがお届けする「同じ世界を見ていた 下」は、「同じ世界を見ていた 上」の後編にあたります。前編でとことんすれ違ってしまった2人の心。2人が同じ世界を見るハッピーエンドはあるのでしょうか!?【作品形式:漫画】
変わってしまった幼なじみにどうにか想いを伝えたくて…。
桐島の言葉を受け取った冬馬。けれど心に宿った劣等感が消えることはありませんでした。痛々しい形で振り切れた冬馬を見る冬樹は、冬馬の雰囲気が変わっていることに気付きます。一緒に居てくれてはいるけれど、どこかよそよそしくなった冬馬の態度に焦りを募らせる冬樹。たくさんすれ違って、傷つけてしまっているけれど、冬馬を大事にしたい。そんな一途な思いを持つ冬樹は、冬馬をなんとか喜ばそうと頑張りますが空回りしてしまいます。そんな中冬樹は、桐島から衝撃の事実を聞かされて…。
前編とは異なり、どちらかというと冬樹視点に物語が進んでいる印象を受けました。何気に腹に何かを隠し持っていそうな桐島先輩にもご注目だったりします。人を信じることは難しくて怖いことですが、真摯に相手のことを思う態度に心動かされてしまいますね!「同じ世界を見ていた 下」は、相手のコトを思うからこそすれ違う純粋なボーイズラブ作品だと思います。感動して涙してしまうこと間違いなしなので、ぜひ一読して頂きたいですね♪
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タイトル | 同じ世界を見ていた 下 |
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ブランド | toshiki |
価格(税込) | 540円 |
発売日 | 2015年3月20日 |
矢野冬馬と高倉冬樹は幼なじみ。しかし、成長するに連れ、さらに高校で進路が分かれてしまってからは特に、冬馬が冬樹に対して強い劣等感を抱えるようになってしまいます。努力家で成績抜群、優秀な一高に通う冬樹に対して、三高に通う冬馬。それに拍車をかけるように、生徒会に入って忙しくなる冬樹。すれ違いが続く関係に、軋んでいく心を押さえきれなくなった冬馬は…。itoshikiがお届けする「同じ世界を見ていた 上」は、そんなすれ違う2人を描いた少しシリアスなお話の前後編、前編になっています。