何者にも邪魔されたくなかった…ふたりきりの閉じた空間。

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昨日友人と強かに飲んで意識を失った遠野は、気がつくと薄暗い空間で鎖に繋がれていました。それを行ったのは友人の中村。何故こんなことをするのかと問う遠野に対して、中村は核心を答えてくれません。遠野は現状を受け入れるしかなく、閉じ込められた部屋で大人しくしていました。閉じ込められ、ただ籠の中に飼われるままの鳥は何を想うのか…。Atonementが提供する「籠の中の悦楽」は正常でいて正常ではない、そんな愛の形を描いています。【作品形式:小説】

狂った監禁者とそれを楽しむ囚われた者。欲しいという思いは束縛によって成就されることになります。

友人である中村の手によって部屋に囚われた遠野。最初は遠野は気心の知れた友人である中村にそんなことをされて混乱し、恐怖を感じていました。中村は遠野にそんなことをしておきながら、楽しそうに笑います。遠野は中村が出て行った部屋の中でひとり、様々な考えを巡らせていました。これは監禁だ、いやもしかしてこれは罰ゲームで、なんちゃってで済ませられるような、そんな気楽な状態かもしれない、と。しかし自分を監禁した中村の目に、本気の色があったことに気がついて、そこで遠野は何故かくすりと笑いを溢しました。「籠の中の悦楽」は監禁ものがお好きな乙女の皆様にぴったりの作品です!
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男である遠野への思いが高じて監禁にまで及んでしまった中村。はじめこそ動揺したものの、鎖に繋がれた状態でありながら、遠野には微笑を溢す余裕が出てきました。居る場所は地下ですが、中村がいない間に助けを呼ぼうとすれば不可能ではありませんでした。しかし遠野はそれをしなかったのです。どうしてかというと彼は「これでいい」と思っていたからです。どこまで続くかわからないこの歪な状態。果たして本当に捕まったのは遠野なのか、それとも…。

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タイトル 籠の中の悦楽
ブランド Atonement
価格(税込) 216円
発売日 2013年03月20日

 

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2014年10月15日 05時32分
カテゴリ: BL同人