A wie Anton作「追憶のバンパイア<前編>」で子コウモリを庇って怪我を負った吸血鬼アルカードでしたが、命に別状はありませんでした。同A wie Anton作「追憶のバンパイア<後編>」にて、アルカードは子供に生きていくために必要な「人間との共存」を教えていきます。いつしか成長し、立派になった蝙蝠はアルカードが人としての食事はしても、吸血鬼にとって必要な食事をしようとしないことを気にしていました。【作品形式:漫画】
血を拒み、蝙蝠を拒むアルカード。蝙蝠は頑固な彼に血の口づけを
「追憶のバンパイア<後編>」では、傷付いてアルカードに保護された子コウモリが青年へと成長しています。「追憶のバンパイア<前編>」で子コウモリを守るために銀の銃弾によって傷を負ったアルカードでしたが、それは彼の命を奪うほどのものではありませんでした。成長した蝙蝠は、今もアルカードの屋敷にやってきます。彼には気がかりなことがありました。それはアルカードの食事についてです。アルカードは人のように「ライスカレー」を食べることを楽しんでいました。しかし吸血鬼として必要な血を摂ることを拒み続けていたのです。
吸血鬼であるアルカードが血を絶てばどうなるか、それを蝙蝠は知っていました。死ぬことは出来ず、死ぬほどの苦しみが続くだけなのです。それを見ていられなくて最低限の食事を、と進言する蝙蝠。アルカードはあくまでも血を摂ることを拒み、蝙蝠をも拒みました。蝙蝠はアルカードの苦しみを取り除くために、彼に無理やり吸血をさせることを選択します。
でもアルカードに懇願されたある願いだけは、彼が叶えてやるわけにはいかなかったのです。
タイトル | 追憶のバンパイア<後編> |
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ブランド | A wie Anton |
価格(税込) | 216円 |
発売日 | 2016年05月06日 |
志能家に生まれた3人兄弟。次男の志能秋月(しのうあきつき)は兄弟喧嘩をしたと言っては瀕死の傷を負っていました。そのたびに、実家が医院をやっている娘・太堂志織(たいとうしおり)が家まで連れていって看病するのですが…。学校を休みがちになってから変わり始めた秋月クンの形相。彼に一体何が起こったというのか…。よしくによしがお届けする「るしへると虫」。昭和時代のレトロな雰囲気が、この作品により一層のホラー感を漂わせてくれます。ちょっと不気味で不思議な世界、アナタも味わって見てください♪