平清盛から見た源義朝は、無愛想で無口、何を考えているかわからない上に東国の武士らしさもない、苦手な部類な男だというものでした。しかし清盛は何かと義朝が気になって仕方がありません。父を手にかけたせいで、それまで飄々としていた様は陰りを見せ、揺らぎを見せた義朝。寒中に川に入ったせいで倒れてしまいます。そして熱に浮かされたせいにして、2人は褥でしっとりと交じり合いました。999がお送りします歴史物「遠雷」、平清盛×源義朝です。【作品形式:漫画】
源義朝が平清盛に抱かれる、それは熱が見せた夢幻のようなもの
時は平安、保元の乱が起こる頃。平清盛は源義朝に対して良い感情を抱いていませんでした。親子兄弟で殺し合うような真似をする源氏のことが理解出来なかったからです。平氏と源氏は同じ武士でありながら違うものでした。しかし清盛は、戦の後実の父を手にかけたことが原因で、明らかに様子をおかしくした義朝を放っておけませんでした。何を話せば良いのかわからぬままに、清盛は義朝を探し回ります。
義朝は寒い中、それにまるで頓着もせずに川で自らの手を幾度も幾度も洗っていました。清盛からは何もついていないように見えても、父を手にかけた義朝には、いくら洗おうとも取れない血糊が見えていたのです。心身共に負荷がかかっていたのか、その場で倒れる義朝。それを介抱した清盛は、熱に浮かされたと自分に言い聞かせる義朝をその腕に抱きました。「遠雷」のストーリーは、史実をそのままなぞったものではありません。あくまで歴史沿いのストーリーと捉えて下さい!
タイトル | 遠雷 |
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ブランド | 999 |
価格(税込) | 648円 |
発売日 | 2012年08月01日 |
FREAKY GANGSTA がお届けする「緋色の夜の御伽草子」は薄幸な美少年・柴田勝家と戦国の鬼・織田信長の耽美でシリアスなエロス漫画。信長に言われるままに抱かれ、感情を伝えることすら許されぬ関係の勝家。鬼と恐れられた信長は寝所でも相変わらずの暴君ぶりで、繊細な勝家の心は行くあてもなく闇を彷徨います。美しい少年の心に巣食った闇を助長するかのような卑劣な信長の行為。それでも勝家の心は気づかぬうちに信長に向けられていて・・・?