こんにちは!みなさんお久しぶり、うらおとめ編集の小野です。今回私がご紹介するのは、a bullet.がお届けする「梟と猟犬」です!今まで数々の刑事モノを読んで来ましたが、こんなにリアルに近くて、ドキドキが止まらない展開を描いた作品に出会うことってなかなかありません。それくらい警察官・来栖と彫師・鐘淵のキャラが立ってて魅力的な作品なんですよ♪この作品を読んだなら、あわせて黒孔雀シリーズ「黒孔雀は哂う。」も一読されることをお勧めします!世界観が広がってさらに妄想が膨らんじゃいますよ☆
あらすじ
路上強盗犯の捜索にあたっていた地域課の警察官・来栖大貴(くるすだいき)。彼が右腕に刺青ありとの犯人の特徴と一致した人物―鐘淵征尊(かねぶちまさたか)―を職質した事が2人の馴れ初めでした。近くでタトゥーショップを経営しているという鐘淵は、実際強盗犯とは全く無関係の人間。それから5年後、捜査一課の刑事にまで昇進した来栖は、殺しの現場で身体に刺青を入れた遺体の捜査をする事になります。この事件をキッカケに2人は再度急接近することに…。
おすすめポイント
①ご都合主義な展開一切ナシ!考え尽くされた秀逸ストーリー
物語は、地域課の警察官・来栖大貴が路上強盗犯の調査中に、彫師・鐘淵を職務質問したところから始まります。背中から覗く美しく力強いフクロウの刺青が、ヴィジュアル的に強烈なインパクトを残しますね!そんなこんなで鐘淵に対してまるで一目惚れしちゃった乙女のような表情を見せる来栖クン。交差点の角でイケメンとブツかってお互いが一目惚れしちゃうアレ的な展開ですが、掴みは抜群です。
そして時間はそこから5年後へ…。殺人事件を担当する刑事に昇進した来栖は、河原で身体に刺青をいれた死体を発見します。刺青の事なら鐘淵に聞けば分かるかもしれない…そう思った来栖は5年ぶりに再会することに。犯人を逮捕するまでの過程も、鐘淵との恋の進展もヤキモキするぐらいに本当にリアルです!
② 個性豊かなキャラクターたち
お風呂場で、鐘淵と鐘淵の友人・泉との関係についてヤキモキしている来栖。ノーマルであった自分が、鐘淵に対して抱くこの感情は何なんだろうと密かに心を振るわせます。鐘淵がゲイだと知ってからも、打算抜きの純粋な恋心を抱く様に胸キュン!一方鐘淵も、単にカッコいいからっていう理由で彫師をする半端モンとは違います。実は宗教学にも知識が深く、人生観がしっかりしているというか、大人の魅力が漂っています。そんな鐘淵が天然の来栖に振り回される凸凹カップルも、この作品の魅力のひとつですね♪
③うそ…?この内容でこのお値段!?
そしてこの作品のオススメポイントは、このお値段です。本編がこんなに楽しく、終盤の鐘淵と来栖のラブラブかつ濃厚なラブシーンもあり、番外編の小説も付録でついていながら、このお値段です!次にどんな作品を読もうか…なんて思案しているアナタ、ぜひ「梟と猟犬」は買いですよ!
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タイトル | 梟と猟犬 |
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ブランド | a bullet. |
価格(税込) | 216円 |
発売日 | 2014年6月8日 |
あの美しい黒孔雀が帰って来た!a bullet.がお届けする「黒孔雀は囚われる。 SIDE-S」は、黒孔雀シリーズの最新作です!!大垣之祝(おおがきこれよし)と東風泉(こちせん)の「黒孔雀は哂う。」からその後を描いたストーリー。一件クールでインテリに見える泉。しかし本性は、背中に大きな孔雀の羽の刺青を入れ、身体中にピアスを開けている正真正銘のビッチでした。そんな彼も今では職場の同僚・大垣の恋人となっている訳ですが…。果たして根っからの猫性分な泉が、大人しく大垣の手に収まってくれるのでしょうか?大垣は泉を信じきれずヤキモキしてしまいます。