パン屋で働く主人公、やねこ。やねこは周りの優しい人達に囲まれて平和に暮らしていた。都会では謎の疫病が流行っているらしく、かかると死に至る恐ろしい病らしい……。原因は魔女の仕業ではないのかという疑惑が広まり、近々、魔女狩りが始まるとの事。そんな噂とは関わりなく、やねこは相変わらず平和に暮らしていたが、ある日やねこの父親が理不尽な理由により殺されてしまう。絶望に打ちひしがれるやねこ。そんな彼女の耳に入った、ひとつの噂。やねこの心は闇に染まった。そして、彼女は魔女になり復讐する事を誓うのだった……!
どこまでも光の無い闇の中、あなたを世界へ惹き込む魅惑のストーリー!それは良薬か、劇薬か…?
「魔女の処刑日 ~上弦の月は私を見下し~」の攻略対象は一人。女性の様な顔立ちとがっしりとした体格を持つサイジョーインだ。公式では外道悪人キャラと紹介されているが、主人公と楽しそうに絡む彼の様子からは、そのような雰囲気は見受けられない。これも彼の持つ仮面のひとつなのだろうか……?さて、序盤はごく普通の乙女ゲームとして始まるこの作品。成長をなかなか実感出来ない主人公に自分を重ねてしまい、つい感情移入してしまいそうになる物語の構成となっている。周囲の人達と過ごすドタバタながら楽しい毎日。しかし、主人公を襲う痛烈な出来事は唐突にやって来て……?
泣きじゃくりながら凌辱される主人公。最初にお伝えしておきます。この作品は性描写を含んでいるという意味で成人指定なだけではありません。あまりに救いようが無く、心がへし折られるような残酷な描写や展開が目白押しで、プレイヤーの期待をあらゆる意味で裏切り続けます。なおかつ、プレイヤーを画面の外の人物として野放しにするのではなく、魔女の処刑日の世界へ惹き込むのでご注意を。うっかりこの世界に足を踏み入れてしまうと、もうあなたは主人公・やねこなのです。彼女の絶望に絶望を重ねる闇の世界を一心同体で体験する事になるのです。そういう意味でも成人指定であると。agonyさんのプレイヤーを作品に惹き込む素晴らしい構成力に敬意を評して、このような表現をさせて頂きます。
「魔女の処刑日 ~上弦の月は私を見下し~」は、美麗グラフィックと魔性のノベルであなたを闇の世界へと誘う乙女魔女ハートフル胸キュン復讐拷問中世ファンタジーノベル!良薬か劇薬か、どうぞあなた自身でお確かめ下さい。
タイトル | 魔女の処刑日 ~上弦の月は私を見下し~ 通常版 |
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ブランド | agony |
価格(税込) | 1,575円 |
発売日 | 2013年11月25日 |