瑞木市弥(みずきいちや)は昔ヤンチャ時代、彼女をとられ、300万の借金を背負わされ、闇金に追われ…という散々な生活を送っていました。そんな折、お茶屋の主人月島杏一郎(つきしまきょういちろう)と出会います。杏一郎に借金を肩代わりしてもらい、市弥は男の芸者だけが所属するお茶屋「月乃茶ヤ」で芸者として働くことに。最初は半分不良という風体だった市弥も、芸者として客に接客するため一生懸命舞踊を学び、一人前の売れっ子芸者となっていきます。それと同時に、一緒に過ごせば過ごす程、主人・杏一郎の思わせぶりな態度が気になっていって…。このオークラ出版がお届けする「花街恋々」は、どこか時代物を彷彿とさせる世界感が魅力的な、芸者と主人のすれ違い両片思いを描いた涼やかなラブストーリーです。【作品形式:小説】
一心不乱に芸に励む市弥と、それを気にかける主人の不器用な恋愛物語。
杏一郎が営む”月乃茶ヤ”。こちらは男の芸者のみが所属する…。なんて設定だけを聞くとどこか”花魁”のような世界を想像してしまう訳ですが、客はあくまで純粋に”芸”を楽しむのであって、この話は身売りどうこうという下世話な話ではありません。読者はまず、有りそうなのに無い、いい意味で現実離れした男芸者の世界感に引き込まれてしまいます。
最初のキッカケこそは借金返済の為に入った芸者の道でしたが、市弥は純粋に芸の楽しさに気づき・元来の真面目さで努力を重ね人気芸者になっていきます。そしてそれに伴って膨れ上がる主人・杏一郎への想い…。主人と従業員という立場の違いもあり、自分からは一歩踏み出せない市弥。しかしそれでも京一郎に必要とされる芸者でありたいと思う。…そんな健気な市弥の態度にはヤキモキさせられます。そんな市弥の気持ちに気づいているのか居ないのか杏一郎は思わせぶりな態度をとる訳ですが、実はそんな杏一郎も市弥を大切に思っていて…。しかし、市弥の昔の友人が現れたり、双方に見合い話がやってきたり…というハプニングが重なり2人の気持ちはすれ違ってしまいます。
お互いに関係を壊したくないからこそ、一歩踏み出して本音を言えない…なんて気持ちは恋愛の定番ですね。
この『花街恋々』は、着物・和風とどこか時代物を思わせるレトロ感の強い設定の中に、登場人物の個性が優しく光ります。読み終えた後幸せな気分になれる、そんな心に残る作品です。
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タイトル | 花街恋々 |
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ブランド | オークラ出版 |
価格(税込) | 972円 |
発売日 | 2014年8月18日 |
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