ヒロは前回のテストが散々だった友人の宮代の勉強を見てあげていました。とっても面倒見の良い優しい子です。でもそんな彼、同級生の天津に対しては素っ気ない態度を取っていました。天津は他の同級生とあまり話すこともなく、常に何かに怯えているようにビクビクしています。素っ気ない態度を取っているのに、夢で彼を見てしまうヒロ。毒わたあめがお送りします「僕だけのきみと蝶の死骸」、寝不足になるまで彼のことを考えてしまった意味とは…?【作品形式:漫画】
ピンで留められた蝶のように彼を傷つける夢を見て…
留年待ったなし状態の宮代の為、放課後勉強会に付き合ってあげているヒロ。でもやばい状態にある当の本人は、唐突に小学校の頃の話題を持ち出すなど、どこか危機感が足りていません。ヒロは少々呆れながらも、見捨てることはしない優しい友人でした。そこに図書委員が、閉館を告げにやってきます。図書委員の彼、天津は同級生なのですが、いつもおどおど、びくびくしていました。ヒロは他の誰かには優しいのに、天津だけにはどこか素っ気なくしてしまっていました。
いつも怯え気味の天津に対して、現実では素っ気なくしているのに、ヒロは彼が出てくる夢を見ます。ヒロは夢の中で、彼の肌蹴た背中にナイフを振り下ろそうとしました。振り返った彼の顔は、いつもと同じ怯えの色に染まっています。ヒロは夢を夢と自覚していましたが、一体自分は彼をどうしたいのか分かりません。寝不足になるまでそんなことを考えてしまったヒロは、友人宮代にまで気を遣わせてしまいました。「僕だけのきみと蝶の死骸」、ヒロは気が付いていなくても、宮代はヒロが彼をどう思っているかに気付いています。
タイトル | 僕だけのきみと蝶の死骸 |
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ブランド | 毒わたあめ |
価格(税込) | 324円 |
発売日 | 2016年04月02日 |
優減実行がお送りします「ひとの命はおもい」、今作は血塗れ、痛い系の表現多々ありです。苦手な方は閲覧をする際、どうぞ十分ご注意下さいませ!主人公の少年の体は苦痛と快楽を逆に感じるようになってしまっていました。少年は自分の腕を刃物で傷つけるなどしていますが、それは彼にとっては「自傷」ではなく「自慰」です。彼はそれが気持ち良いからやってしまっているのです。そして少年は意を決し、叔父に「最期」までして欲しいと言いました。それが意味するものは…。